人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル

  っ、……や、めッ、

[ 吐息が触れ合うほどに近い。
 生温さに背筋に冷たい一筋が走り
 他人のもつ唇の柔らかさに瞼が引き攣る。
 僅かな抵抗だとしても顔を背けて拒んだ。

 それも長駆の男には大した拒絶ではないのだろう>>227
 触れられるたびに足裏が撫ぜられる感覚を
 吐き出す息が熟れて湿る。 ]
 
  ( けがらわしい、けがらわしい、けがらわしい……ッ! )

[ 翻弄される未熟さに膜を張った瞳に
 突き刺すような苛烈さが滲んだ。 ]

(272) 2018/03/20(Tue) 00:43:27

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