[若者が去ってから、もう一度手紙を読み直す。そして、署名のところに目を留めた。] あれ。 ヴェルザンディ、 …って、 女の名前、じゃないのか?[そういえば巫女姫の前でもそう名乗っていたなあと思い返しつつ、首をひねった。]**