[そうして、聖女を庇うように一歩前に出れば、風如く駆け来る友を―――同国の士を迎えようか。>>252閃かせた剣は真っ直ぐに、バルタザールに向けられた。] ―――君は相変わらずだな。[軽口を叩くも、彼を一途に見据える双眸が煌きを放つ。] さぁ、俺の道を君に砕けるか。 バルタザールッ!