どういたしまして。[紅茶のカップを手に取り、クララにぺこりと目礼をする。クララが何も言わないことで、推測は当たっているのだろうと考え、それ以上は何も言わない。] 分からないこと、か。[明らかにクララに視線を向けて言っているのに、誰宛でもないような口調で言葉を紡ぐ。] 不便だよね。人の思いは喋らないと分からないし。実際に言ったからって正確に伝わるとは限らない。[それから、クララに向って微笑んだのち告げる。]