人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


皇子 ロー・シェン

ぐ...げほっ!

[ 魔将の首を目がけ刃を揮った瞬間、その腕の一振りで凝った魔力の霧、その毒を含んだ障壁に囲まれる。

咄嗟に息を止め、目を閉じるが、吸い込んだ瘴気が、肺に流れ込み、焼けるような痛みに咳き込む羽目になった。

同時、揮った刃は、魔将の片手に受け止められて>>267 ]

な...!?

[ 人ならぬ魔の、人ならぬ所以、それを目の当たりにして、息を呑む...そうこの目の前の男の形、それすらも、恐らくは魔の戯れの一つなのだと、慄然として男は悟った ]

(271) 2017/02/02(Thu) 23:07:22

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