人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル


[ 降りてはならなかった。
 智慧があったのなら耳を傾けたのだろう。
 武力があったのなら目で覗き込んだのだろう。
 一点の曇りなき白は容易く染まりやすい。
 そんな事、他の天使も知っていただろうに。

 無垢で無知で無欲な天使を主が求めた。
 ただそれだけでこの天使は全てを捨てた。

 無意識化に神に愛を囁き愛を求め
 その姿が餌になろうなどと>>224
 天使は知る由もなかった。

 天使に歌を求めた男はもう、
 何処にもいない。
 たった一つの悪>>222を知った。 ]

(271) 2018/03/20(Tue) 00:42:22

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