>>239だ…だってぇ…[遅いと野次を飛ばすペーターに泣きそうな顔を向ける。おっとりとした性格だが、牧場の娘なので意外と体力はある。しかし、朝から何も食べずに歩き回っていたせいで、足元はふらふらなのだ。言っていることとは裏腹に、待ってくれているペーターに追いついたところで、彼は半分にちぎったパンを渡してくれた。]あ…ありがとう…でもこれ、ペーターの…[自分がもらっても良いのだろうか?一瞬躊躇ったが、ペーターは返しても受け取らないだろうし、空腹も限界だ。好意に甘えて一口。]