― 海域北東:第三艦隊 水雷母艦アストラ ―
そうですね、
[>>268 続く問いには、僅かな間瞼を閉じ。考えを纏める。
そして再び目を開き、眼鏡の奥の瞳を見つめる。その双眸は揺蕩うように、静かに此方を見据えていた。]
早晩、アンディーヴさんの遺言通り、カルボナードに向かい、説得をするつもりです。停戦は、僕の望むことでもありますから。
[しかし、と言葉を区切り。]
いくら諸侯とは言えど、僕だけの力では難しいでしょう。何か交渉の材料は必要となってくるでしょう。
例えば、帝国側の賠償金。
例えば、モルトガット皇帝の束縛。
………ファミル・アンディーヴを罰することはもう出来ませんからね。
[>>2:197 あの時と同じ言葉を繰り返す。]
そもそも帝国側、……貴方がたが、停戦に際し、どこまで妥協してくれるかも鍵となってくるでしょうね。