人狼物語−薔薇の下国

65 ルー・ガルー OROCHI


暴風 ダーフィト

[ごく軽い口調で託すのは、言伝ひとつ。
彼らが同一の『陣』にあるとの確信があるわけではないが。
伝えておけば、多分届くだろう、という勘のようなものが働いていた]

んーじゃあ、お嬢もにーさんも。
縁があったら、またどっかで、なぁ。

[ひら、と手を振り踵を返す。
括った茶色の髪がゆらりと揺れて。

暴風は、吹きすぎる風の内へと踏み込み、消えた。*]

(270) 2013/09/26(Thu) 15:17:39

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