― 外務長官・執務室 ―
[執務室での対話は続く。
アイリ総督から他にも何か聞くことがあるかと思いきや、あくまでウェルシュ王子の評価についてのみらしい。>>236
外務長官の評価が客観的で公正なようで、信用に足ると思ったのだろう。
(わたしもそう思ってしまった)
また、フェリクス王子が遺書が本物であれば決定に従うともあるので、可能性が残されている以上、現段階では国の内部の人間とは、積極的に対立したいものではないのだと察する。
(でも、当の王子サマは遺言の存在を知らされなかったことを重く見ている>>254、つまり現時点で不信が高まっているのだと思うのだけども)]