― 回想:戦場 ―
[手練れのもの>>123を見て、嫌な予感はとまらなかった。ただそれをうまく言葉にはできない。知識としてではなく経験としての感覚だからだ。
もし...がそれを言葉にできるだけの冷静さと知識があるならば、部隊長を倒したにも関わらずに、いまだ敵軍が壊乱せずに統制が保たれていることこそが違和感の正体であるといえた。]
(ああ……!!クソが!!)
[殺すではなく倒しながら人の壁を崩しゆく。]
(馬鹿げている。あまりにも馬鹿げてる。)
[それは突出したジークムントにいったわけでも、それをとめなかった周囲に思っているわけでもない。
文句も自嘲も全て自分に向けられていた]