人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

[窓の向こう、薔薇が赤く染まる。
死ぬ間際に見た色>>127を思い出せば、グラスを爪で軽く引っ掻いた。
傷跡が残ることもなく、きぃ、と小さな悲鳴に似た音が僅かに響く。]

 灯りに誘われるのは、虫と変わりませんね。

[視界を奪った赤は、血よりも炎に近いと思った。
今日は随分と過去を思い出すものだと苦笑を零して、誰にも届かないような呟きをそっと零す。
三人と気配と声を耳にしながらも、視線は静かに、窓際の赤へと向けられていた。]

(270) 2014/02/18(Tue) 00:13:18

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