― 卒業式の後:練武場 ―[カレルのきらきらとした笑顔に、自然とこちらも笑みを浮かべる>>241先輩に稽古をしてもらっていた時の自分はここまで素敵な笑顔を浮かべていただろうか。ディークがカレルを可愛がるのが、こうして相対してみると良くわかる。自分ももっと手合わせをしてみれば良かったとも思うが。どうせあと1年は学校に通うのだから、次の機会もあるだろう。それに]おう、待ってるから、ゆっくり丁寧に負けよ。[まだまだカレルのやる気は衰えていないのだから]