背後から撃たれた者たちの遺族感情もある。 軍、というもの、ひいては 国の機構が個の反乱を容易く許しては 結果、集団として纏まれず── 場合によっては …ファミルが守りたかったものまで巻き込んで 崩壊してしまう。 それを鑑みても 姪を無罪放免、というわけには いきませんでしょう。[淡々とした声は、やはり揺れないままに意志を話す。]