[ 仲間を守るために、捨てる決断をする数日前は>>0:79 たしか、テオドールの誕生日のようだ、と 聞いた気がしたから。 さよならの痕跡は、何も残さないと決めていたけれど>>0:80 父親のもとに戻ることは、おそらく死を意味するだろうと 分かっていたから。 テオドールが、太陽のようだと思ってくれた 金色を残す赤い髪を少し切って編み、彼の為の指輪を創った。 遠い昔の地球で、人を偲んだり、 お守りのように使われたという指輪を。]