人狼物語−薔薇の下国

437 【TMMI】バベルの大図書館Re.


【見】 部隊員 ダーフィト

[そうしてユーリエは口を開く。
――私、外に出る為に酷いことをしたの。
――自分でも止められなかった。怖かった。
――こんな私が、ダーフィトの傍にいてもいいの?]

 ユーリエ……。

[それはユーリエの罪の記憶。
それが今も彼女を苦しめているのだと……。外に出て自分の罪の重さに涙を流していたシメオンを思い出し、面影が重なる。シロウの慰めを思い出し、背中を押された気がする]

 もちろんだ。
 俺はユーリエとじゃなきゃ幸せになれない。
 ……それは、誰よりも君が知っているはずだろ?

[はっと、ユーリエが顔を上げる。
そうして自身を見上げる頬にそっと手を添え、包み込む]

(268) 2016/06/09(Thu) 23:29:58 (ゆき@青葱帯)

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