― 聖神神殿・儀式の間 ―
[その場にはもう一人、真珠色の煌めき纏い佇む神官長の姿もあった>>234。
アイリとの会話には口を挟まず、ただ、その時が迫っていることを感じた]
俺は別にいつも通り――
でもないか。普段ならギリギリまで練習してるだろうしな。
[お互い様、の言葉>>243に反論しかけて、結局同じということに気付き苦笑する。
そこに靴音高く近付くアイリ。
その手はおもむろに、こちらのポケットへ何かをねじ込んだ>>244]
え? な、なんだよ。
[思わず手を伸ばせば言葉で制され、二度目は手で叩かれた。
仕方なくそれのことは一時忘れて、他の勇者たちに声を掛けたりしていた]