― Nルーム付近 ―
っ!ロー!
あれは間違いない!
誰かが撃ってるわ!!
[走っている最中、声が掛かれば。>>262
とっさにその声の主を判断し、声を投げ返す。
足を止めている余裕はないし、すでに二発目が撃たれてるなんて、詳しく説明している時間もない。
着いてくるなら、自然と先導する形になるだろう。
命が危ないか危なくないか?
そんなの危ないに決まってる。
美的な表現するならば誰かを守る道具。
でも実際は……人を殺す道具だから。]
マーティン!?
[走りながら告げられる言葉に、ざぁっと顔色を悪くする。
待って、まだ……。
私は貴方に、聞きたいことがある。*]