[タクマには既に命が下されてるかと言えば――彼の旧友がおのれの側の人間であることなど主国も勘付いているだろう。他の暗部が動くか、それともタクマ自身で突き止めているかは定かではない。ぼんやりとそんなこと考えていると、目の前に目的のレディがいた>>262]やあ、リッドちゃん。探したぜ。ちょっと、おいたが過ぎるんじゃない?今からでも、屋敷の周りの物騒なのを、帰してくれね?[いつものような軽い口調で、いつものような笑みで話し掛ける。]