天の過干渉とやらも、悪い事ばかりではなかったな。[ やがて、降り立ったカークに、そう言い放つ。世の平穏とは相対する位置に立ち、世界を揺らす者であることを自認して生きる男の、その言葉は、不穏でもあったかもしれないが。男の声音はあくまで、朗らかで曇りないものだった。 *]