― 帰り道のこと ―
[空を併走にするようにして、ソルベの隣、ゾフィヤの隣につけて]
なぁ、ゾフィヤ。さっきのことなんだけどな。
婚約を申し込もうと思っている。
ただ嫁に来てくれ。っていったが俺が婿にいくほうがいいかもしれんな。
元々家はエルが孵ったら貴族位は返すつもりだったみたいだからな。
[今まで何度も卵を学園に送ったり、なんかをして卵をもつものの責任を果たそうとしてきた。それが終われば貴族をやめようというのが家の考えであったらしいのだが、もう出てこないと思っていた自分の家から騎竜師がでてしまった。
どうしたものか。となった挙句、今後のことも考えるとやはり最初の方針通り返すほうが楽そうだ…なにせ家はほぼ農業と牧畜に精をだしちゃってるものな]