―王宮前からの撤退その後―
[騎士団はアイリを伴い、城下からの試みた。
依然として要塞には500名の騎士団>>0:256が北からの国境のために待機している。
その追撃は反撃を見せれば戦火を激しく包むほどの激戦にはならず、城外へと脱出し要塞を目指していた。]
・・・もう良い。貴様達で向かえ・・・・・。
[アイリは馬の上で支えられながら、何度も馬上から落ちたその身体に生存は適わぬと考えた。
今は全体で騎士400名、合流した敗残兵が100名
依然として勢力を保つアイリはこのままゾネスに引き上げて国と対立したまま死ぬわけにはいかない。]
責任はとらねばならん・・・・・ ここに置いていけ・・・・・・。
私はこのままゾネスが対立をせぬよう。王子に手紙を書く・・・。
要塞を頼んだぞ・・・
[騎士団を私の代わりにまとめる隊長は渋るが、苦しそうに命令を繰り返すアイリの前に、騎士団は涙を呑んで私を置いていく。
アイリと残るのは殉死を覚悟した2人の騎士のみ。
命の尽きる前にと手紙を書き、手紙を書き終えるとアイリはそのまま眠るように意識を失った*]