… … … …然し君はまだ、若く青い所もある。 落とし所や、結界を放つ時期は、もう少し考えても良いだろう。 今日や明日に開国をしなければ国が滅ぶでもない。 国の体制すら変えてしまうならば、民の動揺は察するに易い。 五年、十年、国内の統制を測ってから、という見方もできよう。 その辺りは、騒乱を終えた後、腰を据えて考えても損はあるまい。 政治的なその辺りは、まだ年季が欲しい所だな。