あー…他の事を考えよう…。
そうだ、フェリクスに寝台に運んでくれた礼を言わなくては。
[イド飛ばして、「自分の身体は問題無い、心配かけてすまなかった。運んでくれてありがとう」と伝えさせる]
どうして…こんな事になっているんだ?
[一番奥まった部屋から廊下を抜ける道すがら、そこかしこに血の臭い。何かが起きた痕跡が見える。厨房へ向かいながらイドを駆使して、何が起きていたのかを順に拾っていった]
……狂気の沙汰だな…
[血の饗宴に酔いしれる仲間の姿が、意識を持ったまま覚醒する困難を物語っていた。理性を凌駕する吸血種の本能の強さを見せつけられる。それは、人ごとでは無く。自分もそうなる危険性を強く意識させられ、思わず身震いした]