[赤毛の少女は気付いてくれたようでした>>255。
あの重い弓を軽々と持ち、使いこなしている彼女を私は背後で座って見つめているだけでした。]
ありがとう……。
あの、先程は弓を持っていってしまってごめんなさい。
小さいのに、凄いのですね。
[武器を一旦預かったことに対して、目の前の少女に頭を下げました。
使いこなしぶりを見れば「お守り」という評価も間違いではなさそうです。]
そういえば……あなたのお名前を聞いてもよろしいですか?
それと、サロンの方は、今どうなっていましたか?
[まだ少女の名前を聞いていないと思い、私が先に名乗ってから尋ねてみました。
彼女はダーフィトの話によると、メイン・サロンの方から来たはず。
メイン・サロンには緊急事態発生後の後、結局一度も戻れていないので、現在どのような状況になっているのか。
一般人視点から見える光景を聞いてみることにしました。*]