人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 クレメンス

― 集会当日・シュビト中央広場 ―

[好きにしろ、と命を受けた私兵達は、鎮圧軍と反王府軍(と、もう呼んでもいいのだろう)の衝突が起これば、実際に彼等の望む事を為す。
集まった民衆のうち、女子供、年寄りを見れば争いに巻き込まれぬよう逃がし、見境なく暴徒化し、民家や商家をどさくさに紛れて襲う物を見つければ、それを阻む動きをしよう。


どちらの勢力に味方するでもなく、己の目で見定め、故無き犠牲を少しでも減らす。
彼等が貴族クレメンスの騎士ではなく、個としての男の私兵であるからこそ出来る動き。

いや、それが出来る者を集め育てたが故の動きだ]

[ 遠く無い未来、この日が来る事を、男は知っていた。嘗ての友人と何度も議論と対話を交わし、その日が来る事に備えると彼に約しもした。

国を揺るがすその嵐が、友の育てた子らから起こることは判っていたから ]

(268) 2015/03/08(Sun) 01:15:02

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