― 回想 ― うん、もちろん![エリー>>209が自分の事も愛称で呼んでくれたのが嬉しくて、目いっぱいの笑みを浮かべる。 自分も、周囲も、貴族の子女としての振る舞いを求められるような子ばかりだったから、そんな風に気安く呼び合えたのは初めてのことだった。 お気に入りの帽子を手放すのも惜しくはなかったけれど、エリーからお返しを貰えば一層嬉しくて] ありがとう! ぜったい、大切にするからね![そうして革のバレッタは、少女の長い髪にいつも飾られる事になった]