人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


純血種 アプサラス


 ……、……

[アレクシスとシメオンの遣り取りは、血親にとって堪え難いものだった。
喉許まで込み上げる笑いを堪えるという、唯一点において。
努めて神妙な顔を保ち、震える唇は淑やかに扇子で隠し。
ギィのもてなしの声に、漸く正当な理由を得たとばかりに微笑を見せて>>244]

 ……有難う、存じます。

[笑みを孕んで掠れた感謝の辞は、ごく簡潔なものに留まった。
些か芝居がかった乾杯の文句は、ギィの唇を経れば心地好い響きだけを帯びる>>246
薄らと細まる瞳を、彼へと流して応え]

 ――…乾杯。

[調子を合わせるアレクシスの声>>254が重なれば、わざとらしく眉を跳ね上げてから、ゆるりと口端を和らげる。
心にもない事を仰って、と言わんばかりに]

(268) 2014/02/18(Tue) 00:07:35

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