[中央、戦車周辺から公国軍が退いて行く。黄色い筋雲は、報せなのだろう。そう思いながら、]>>234そーか。[聞こえるウェルシュの拗ねた声はどこか可笑しくて、同時に少し懐かしいような気がした。]──頼もしい台詞が聞けてなによりだ。そう、あいつらにも伝えとく。[言葉が届けられる、旧友たちに。そう声を落とす。それに、と続く声に下を見れば、無邪気なくらいの表情と視線があう。]