[ヴィンセントから出されたメモを、改めて見ながら]
整備…先輩ならきっと上手く行きます。
[自分にとって、ヴィンセントはいつも穏やかで落ち着いている優しい先輩だった。焦ることなく整備をこなす姿が容易に想像できて、自然と言葉が出る]
え。そんな話があるんですか。
人間同士と同じで、馬と人も相性の良さが一番大事だから…たまたまです。
[>>241自分のあずかり知らぬ所でそんな話をされていたことが恥ずかしかったが]
…はい。頑張ります。
[励ましの言葉は、なんの衒いもなく自分に響く。
優しいそれが嬉しくて、頷いて見せた]