人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


光の精霊 イングリッド

[夫の逡巡には口を挟まず――正確には、掛ける言葉が見当たらず。
消去法でいえば、一着しか残らない筈だろうと。
それはそれで見てみたい気もすることであるし>>265]

[断るそばから、有無を言わせぬ腕が一着目を却下する。
代わりに宛がわれたドレスの色合いに、眦を和ませ]


 ……綺麗。私の一番好きな色のひとつなの。


[理由は口にせずとも知れるだろうと、静かに微笑む。

そこはかとなく漂う空気を割って、魔物は割当の交換を制止する。
最後は、ゆったりとした裾と袖の長い衣装。
銀糸を織り込んだ白地に、襟ぐりと裾に薄紫の花が散らされている]


 ああ、これなら――…

(267) 2014/08/23(Sat) 22:51:44

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