[ 先刻の烏賊と違って、騎竜師が示したのは、両旗艦のほぼ中間地点。今までの事態から考えて、どちらかの艦が襲われるのは、ほぼ確実と思われた。 ]先ほどの客将殿のような者もいますから、歯が立たぬということはないでしょう。しかし艦数も減っていますからユウレンと連携をとる必要があります。姫君は、その連絡のためにも統制室へ詰められた方がいい。[ アデルの疑念に>>264 応えながら、男は、そう促して、自らは船室の入り口で足を止める。]