[そんな幻想めいた希望を信じたくなるほど、
辛い想いをしたのだろう、彼の苦しみを想えば。]
………ごめん、なさい…。
ごめんなさい…
アースガルド王国が、そんなひどいことを…
あなたとあなたの国にしているなんて、知らなかった
私が謝っても、何も返してあげられないけど…‥ごめんなさい。
[“Trust is in a small number for
王家の紋章のリボンの言葉通り、彼にとって、
誰にもしたことのない話を…数少ない“信頼”を。
愛情のようなものを>>0:240くれたことは、伝わって。
ごめんなさい…と泣き出して、
ぽろぽろと止められない涙が零れた。
私は女神ではなく、ただの無力な人間で。
彼の為に何もしてあげられない自分の無力さが、
とても悔しかった。 ]