[外の、外国の事を話せば冷静に反応する様子に此方は静かに見据え>>246。
幼馴染は外に目を向ける、と言っている事に軽い引っ掛かりを覚えた。
此方から口にはしないものの、如何にして行政書士に纏わる仕事をしている者が外国との関わりに目を向けるというのか疑問が沸くが。]
あぁ、期待しているし、リヒャルトの手腕は信じている。
だからこそ、お前に話した、という事だ。
[口元に笑みを浮かべたら信用してもらえるのだろうか?
答えが如何なものだとしても、此方とすれば胸の中で鈍よりとした重たい物を感じてしまう。]