───私が伝えるべき物語《サーガ》はお前達魔のものではない。[ふ、と短く息を吐いた後、男の右手は左腰へと滑る] 背負った業と運命は、魔のために非ず。 光抱く者を導くためにある![男は握ったファルカタを抜き放ち、突きつけられた杖を払わんと振り上げた**]