[それを見ても、笑顔で殺すと言って来られても、特段驚くことも無かった。 ――ああ、そうか。気付いたのだな。とだけ。後で感情が追いついてくるのかもしれないが、今はまだ知ることは出来ず。] そうか、気付いたのか。 ……そうだよ、俺は人狼だ。 今まで隠していて済まなかったな? だが、隠さないと、このようにすぐに命を狙われるものでな。[もし切りかかって来るならば、言葉とは裏腹に回避の行動を取ろうか。――まだ、“ソマリ”としての意識は保ったまま。*]