人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

 ありがとう、ギィ。
 これは私からの、精一杯の恩返しです。

[目の前が時折暗くなる感覚に限界を悟りながら、右手の爪を鋭く尖らせる。
ひとつ、ふたつ、息を吐いて。
勢いよく、心の臓に己の剣を突き立てる。]

 わたし、の……さいしょ、で、さいごの、やさしさ、は。
 あなたに、ささげ、ます。

[震える指を伸ばして、鍵となる命の源を彼の唇へと落とした。]

(266) 2014/02/22(Sat) 22:20:34

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