フィー。 うん、わかったよ。 じゃ、とりあえず、嫌になったら、 いつでもそう言ってね。[なんだか、駄目なところで、気持ちの整理がついた気もするけれど、気にしないようにした。 でないと、やっぱり。この複雑な面持ち、 これは経験者にしかわからないだろう。] ねぇ、この部屋に、いきなり君のオヤジさんが来たりはするのかい? そうじゃないなら、 僕のフィーを抱きたいよ。[少し、もぞり、頭を揺らすと、首筋に、あの時とおなじように唇を寄せて。]