ここから引き返して下さい。アンディーヴ候。この先の海は、既に貴女の国ではない。貴女を通すわけにはいきません。そして皇帝陛下にお伝え下さい。ウルケル海軍は、太陽を追いやる、海の嵐となってみせるでしょう、と。[ この先に向かえば、カルボナードの命に従って彼女を捕らえ、或いは殺そうとする諸侯も居るだろう。その死地にファミルを送りたくはない、とは、決して口にする事はなく ]