[二階の階段の前で、浮かない表情をしたローゼンハイムとばったり会った。]「村長に言われて宿屋に来たんだ。」[開口一番、ローゼンハイムは簡単に経緯を説明した。さっさと話を終わらせたいらしい様子がありありと感じられる。] 分かりました。 そろそろ朝食ができる頃と思いますから、良かったらどうぞ。[それだけ言って頭を下げると、ローゼンハイムは面倒くさそうにはいはいはいと返事を残して、304号室に向うローゼンハイムを見送った。]