―― 上空・龍の背 ――
[白き竜に乗って比較的穏やかな速度で空を駆ける。
滑るように飛ぶ竜は白い鱗を浴びて煌めいていて、遠くからでも目立つだろう。
眼下へと目をやれば草原が広がり、視線を遠くへと向ければ広大な森が見える。
故郷であるミリカ村は更にその向こう側。
久々に養い親に会いたいなどと思っても寄り道するには遠かった。
マリエッタの言葉(>>260)とネージュの様子から警戒する必要は今のところはないらしい。
ふわりと欠伸を一つ洩らし。]
へぇ、便利なもんだな。
俺も精霊術習ってみようかな。
[才能があるのかどうか定かではないが。]