[ロー・シェンが居る場所に何者が集まっているかは従者が教えてくれた。死者を弄ぶ魔と、それに従う赤紅。親友の姿をしていた魔導人形に────竜を繰り現れた、闇に在りながら光を纏う威容]ロシェ! どこだ!![少しでもロー・シェンから彼らを離すために、こちらへと意識を向けさせるために。男は敢えて声を上げ、存在を主張した。最短距離で駆け行く一団は徐々に目的地へと近付いて行く*]