[こちらの指摘も飄々躱す所は>>258、なるほど靴屋の親父が自慢の息子というだけの事はある。]
さーてねぇ。グリードの女神さまは気まぐれだからな。
とはいえ縋るなら飲んだ方がずっといいさ。
[店にと告げる社交辞令、暫し考えにやり笑う。]
まぁ……給料が入ったら、な。
親父さんの靴とどちらがいいか試してみるもまた一興。
そそ、飲兵衛だからいつ金が入るかは神のみぞ知るってね。
[そう言っていた頃か。クラリッサからまさかの胸を揉まれる事態になったのは。
彼女が風のように去って行ったあと――見てたんなら助けろよ、という視線を年若い靴職人に、送ったのだった。]