剣なら、ここに――。
[>>248 「盾になれない」
はっきりと現実を突きつけてくる言葉に一瞬、眉をしかめるが。あえて無駄な反論はしない。
刃を振るう時が来る――その声に、腰に下げた剣の鞘へそっと手を伸ばし、感触を確かめた。
鞘には聖水で鍛え上げた、銀のショートソードが収まっている。]
確かに僕は実戦経験で劣ります。が、この日のために訓練も積んで来ました。
――あとは精一杯、戦うだけです。
[魔法を使えない状況に陥ることも勿論あるだろう。そのために、近接訓練も受けてきた。
正直、どこまで通用するのかわからないが、それでもただ負ける気はしていない。]