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寮歌が流れている間で。
ディークの華麗なステップによって、ディークを踏みつけて大変なことになることはなかった。
が…自分がバランスを崩して倒れてしまう、というハプニングがあった。
周りの視線は、カサンドラ先生だいじょうぶか、と、皆おとうさんおかあさんの心境で眺めていたそうな……]
…うう、何だかふんだりけったりですまないな。
次は、ディークとちゃんと綺麗に踊れる女子が並んでいるぞ。
[礼を済ませ、場を譲る。
――着飾った七年生の女子候補生は、息を弾ませてまるで試合を申し込むかのように、ディークに向かっていったのであった]