[娘の指に撫でられると流動鉱石の表面に波紋がひろがり、ふるふる震えた] 『クレステッドが死んだのは 貴方より弱かったから だけ』[理性は恨みに追いつかなかったけれど。死者は謝罪を求めなどしないだろう] 『貴方はそのままでいい。 私にも、私を受け入れてくれる人がいたから 救われたよ』[恨まれていると思うのは落ち着かなかっただろう。辛かったと話した時、針のような痛みはもう、ほとんど感じないくらいだった。撫でるような手の動きに、たゆんと揺れる]