― 修道院側/南岸 ―[首尾よく敵騎馬の一隊を取り囲んだ投槍隊は、武器を振るって彼らを打ち倒そうとする。だが相手は戦いを生業とするもの。民兵にすぎぬ彼らがまともに戦えば勝ち目はない。誰かが"相手を熊だと思え"と叫ぶ。皆の動きがそれで変わる。足を狙うもの、目の前で挑発して気を引く者、後ろから組みつく者。自然と出来上がった連携で、ようやく渡り合えるだろう。]