― 巡洋艦ナハティガル/医務室 ―[ぐるぐるとした思考を断ち切るために、無意識が選択したのは夢からの目覚め、という形。それはそれで、現実の痛みに向き合う事になるのだけれど、まだ、そちらの方が耐えられる気がして] …………。[ぼんやりと開けた若葉色に、見知った姿>>262が映る。あれ? と思って数度瞬き、視界をはっきりとさせて] ……なん、で。 いるん、です、かぁ……。[口を突いたのは、どこかずれた問いかけ、ひとつ。//]