人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


平原の民 エディ

― サクソー川:橋の北西付近 ―

[弓騎兵隊の殆どは命に従い戦線に戻っていた。
 決闘の場に陣を組んで微動だにせず在るのは、
 ダーフィトの一隊をエドルファスと共に追った者らのみ。
 そして彼らは今、全てを見届けてそこに立っている。

 同胞が命散らした、その事実に違いはなく。
 その動揺や悲嘆は握り緊めた弓や拳にはありありと表れていたし、
 文字通り射抜くような眼光で場を睨み続ける者も多かったが、
 ダーフィト率いる騎士たちのとる騎士の礼>>224に、微かに背を正した。

例えそれが敵であれど、
 刃交えた者の誇りと正面から向き合い受け容れる剣。
 敵将の高潔な心は、確かに彼らにも届いているのだ。**]

(264) 2016/02/18(Thu) 20:31:05

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