姫殿下にしてもそれは同じだ。 この騒乱の後、王国が足並みを揃えてひとつの旗に集うには。 この王国には必要なのだよ、『英雄』が。 私が描く、可も無く不可も無い程度の、星の輝きでは役不足。 それは熱く燃える太陽の熱の様に。 それは凛然と輝く天月の威の様に。 王国を解き放ち、新たな場所へ導いて行く先導者も良いだろう。 今再び巫女の元、来る未来を守る旗印が為の姫王も良いだろう。